来吉の元の名前は「拉拉吉(ララチ)」と言います。ツオウ族の「聖山」とされる塔山下方にある原住民族の集落です。平均海抜は700~1000メートルで、美しい阿里山渓に沿っています。現在、エリア全体は内来吉(不恩屋)と外来吉(粗麻郷)の2つの集落に分かれています。太和からの交通も便利で、特富野社に属します。
現在、来吉の主要経済作物はキャベツ、タケノコ、愛玉(カンテンイタビ)、山わさび、インゲン豆、高山茶です。近年は住民の一部が「自然農法—高山有機茶」の栽培に積極的で、好評を博しています。来吉の主な自然景観は山岳地形、渓谷瀑布、森林生態で、その中の海抜2600メートル以上の塔山群峰は、来吉のツオウ族の人たちにとって非常に神聖なものと見なされており、敬い崇める霊山となっています。
来吉集落の祖先はイノシシを追っている途中で、この地にたどり着き、定住したという言い伝えがあります。このため、イノシシは集落の観光スポットにおけるイメージキャラクターとなっています。阿里山国家風景区管理処を通じて、地域の芸術家に協力してもらい、イノシシ彫刻も製作してもらいました。イノシシの入浴シーンや寝っ転がっている様子、勇猛果敢な姿など、さまざまな姿を表現しており、豊富なアイデアに見ていて飽きることはありません。阿里山の来吉集落を訪れたら、イノシシの石彫刻を展示した芸術スペースぜひ足を伸ばしてください。ツオウ族の独自の文化が表現されています。気分がリラックスして、ストレスから解放されるはずです。
必食グルメ
コーヒー豆
来吉の渓流の水源は清らかに透き通っており、汚染されていません。さらに肥沃な土壌と有利な気候条件を擁すため、ここで産出されるコーヒーの品質は優れています。
必見の観光スポット
斯比斯比(タイタニック大絶壁)
嘉義大地震の際に山が亀裂して出現した断層で、921大地震(1999年に発生した台湾中部大地震)の際にさらに高くなりました。高さ600メートル以上の大絶壁で、その形が船首に似ているため、地元の人々からは「タイタニック」と呼ばれています。
見逃せないイベント
蝶観賞
阿里山広域エリアにおける蝶の生態は非常に壮観です。環境に伴い、種類もさまざまで、豊富な食用植物と蜜源植物がたくさんの蝶を引きつけています。
旅行ミニ情報
行き方
- ドライブ:
国道3号線を梅山インターチェンジで下りる→県道162号線、台3号線→梅山→162甲線→太平→瑞峰→149甲線→来吉。