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阿里山について

「阿里山国家風景区」は番路、竹崎、梅山、阿里山の四つの鄉にまたがり、交通網が葉脈のように山々に延びています。木々の緑を縫って歩き、日出や雲海を眺め、目と舌で茶園を味わい、台湾先住民「ツォウ族」の文化に触れる。阿里山で多様な旅をお楽しみください。

  • 気候と地形

    気候と地形

    変化が大きい気温 起伏に富んだ地形

    標高の高い山に囲まれた阿里山地区は、亜熱帯の台湾にあって年平均気温10度前後、最低気温8度、最高気温15.7度と涼しく爽やかな気候です。雨量(四月から九月は雨季、十月から翌年三月までは乾季)が多いため湿度は高く、濃霧が発生しやすいため、山歩きには注意が必要です。
    阿里山地区は起伏に富み、東部は阿里山山脈に属する大塔山、石水山、兜山、万歲山、塔山、祝山、尖山など十八の山で構成されています。険しい地形を流れ下る清水溪の上流は岩肌、巨石を削り、たくさんの滝が作られました。瑞峰、瑞里、豊山の清水溪支流地区では龍宮、雷音、雲潭、石鼓盤などの滝が見られます。

  • 五大絕景-日出

    五大絕景

    五大絶景 阿里山を代表する景観

    日出、雲海、鉄道、森林、夕焼けは阿里山を代表する景観です。暁の光が射し始めると、朝日が山頂にひょっこりと顔を現し、新しい一日が始まります。辺りをオレンジ色に染める夕日も感動的です。阿里山の雲海は台湾八景の一つに数えられています。よく晴れ薄雲が広がる日出か薄暮の頃に出現し、秋は雲海を見るには絶好の季節です。世界にわずか三本しかない登山鉄道の一つが阿里山にあります。かつて木材運搬のために敷設され、今では観光列車として旅客を乗せて森林を縫って走ります。遊歩道をのんびり散策すれば高海抜ならではの景色が楽しめ、森林浴でリフレッシュできるでしょう。

  • ツォウ族文化

    ツォウ族文化

    先住民文化を訪ねる深い旅

    ツォウ族は衣食住にも暮らし方にも独特の流儀を堅持しています。每年二月に行われる「瑪雅斯比祭(戦祭ともいう)」、十月の「生命豆季」は伝統の祭祀を完全に保存しており、極めて貴重な無形文化財です。
    茅葺き屋根の建物が並ぶ風景はツォウ族部落ならではの景観です。中でも男子集会所「庫巴Kuba」は代表的な建物。部落の儀式を行う場所であり、ツォウ族文化の宇宙観と社会観を象徴する建物でもあります。暮らしの中から生まれたレザーカービング、藤編み、木彫りなどの工芸もツォウ族の知恵と美感を表しています。

  • 山林遊歩道

    山林遊歩道

    森林浴で緑に親しむ

    山を登って行くと、植物の分布も標高の変化に従い変わって行きます。亜熱帯広葉樹林(ガジュマル・タブノキ林帯)、暖温広葉樹林(タブノキ・シイノキ林帯)、冷温帯針葉樹・広葉樹混合林(コナラ帯または霧林帯)、冷温帯山地針葉樹林(ツガ林帯)、竹林、ウラジロエノキ、クスノキ、アラカシ、タイワンベニヒノキ、ショウナンボク、コウヨウザン、タイワンスギ、タイワンヒノキ、ヒメバラモミ、ツガが広がり、時に木々が放つ独特の香りに気づくでしょう。
    冬の終わりにはカンヒザクラが花開き、花の季節の到来を告げます。三月初旬から一ヶ月ほど見頃が続くソメイヨシノは阿里山の春の主役です。春も終わりが近づくとモモの花の登場です。この季節、山や谷は次々に咲き誇る花々に彩られ桃源郷もかくや、と思われるほどです。

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