独特な節気茶席を設営して好評を博した阿里山四季の茶旅、春・夏茶会。季節が変わり秋のムードが深まるなか、秋季茶会は立秋、処暑、白露、秋分、寒露、霜降の6つの節気をテーマとし、地元の茶旅の達人が節気を実感できる茶席を丹念に用意します。また良質な地産食材を使用し、節気に合わせた数量限定の秋の茶菓子を用意しました。地域の詩人と協力し、会場で節気をテーマに詩を吟じた参加者には、数量限定茶旅ボトルを贈呈。また、太興飛瀑歩道では、交通部観光局の「漫慢小鎮音楽会」で演奏を務めた国立台湾交響楽団による金管五重奏が行われます。波打つ調べに浸り、フィトンチッドとオーラを感じ、阿里山の良質な高山茶を味わいながら、心の落ち着きと感動をお楽しみいただきます。

このたびの茶会は、野渓畔と鄰渓瀑布の眺めが抜群な円潭生態園区と太興飛瀑歩道の2か所で開催されます。太興飛瀑歩道は公共工事金質賞特優を獲得し、この夏の小都市トラベルでも人気が高かった避暑秘境地。歩道は「鳳凰穴」と呼ばれる生毛樹渓谷に近接します。白露の頃には、アマサギの群れが南へ移動し、山や谷で旋回します。この独特な生態景観は「万鷺朝鳳（
全てのサギが鳳凰を仰ぐ）」と呼ばれ、秋季地景茶会の参加者は、立ち止まってサギが旋回する様を観賞できます。

阿里山管理処では引き続き阿里山茶文化体験観光ルートを企画しています。2020年1月4日の「阿里山四季の茶旅–冬季古厝茶会」に参加し、落ち着いた上品な味わいを体験できる奥深い茶旅。阿里山の恵まれた自然の景色と文化の風貌が織りなす茶席のムードを満喫し、茶芸文化を楽しみ、阿里山の各節気の茶をご賞味ください。