多くの方は太平雲梯を見終わったあとに、出口からビジターセンター方面へと進んでしまい、もう一方の全長約1kmの「雲の南」道を見逃してしまいます。歩道は、亀山の中腹に延々と沿っていて、夢のような茶園景色を眼下におさめることができる、最新の撮影スポットとなっています。

「雲の南」道は、太平雲梯と孝子路歩道をつなげています。歩道には3つの涼亭が設置され、出発目印から最初の涼亭までは上り坂です。合計268段の階段があり、所要時間は約10分です。涼亭に到着したら、そこから雲嘉平原を見下ろし、太平村の景色を一望して茶の海と緑林の景観を望めます。雲霧に覆われていたら、また趣きの違う景色を見ることができるかもしれません。

「雲の南」道を登り切ってもまだ堪能し足りないという方は、人情味あふれる太平老街を散策して、地元グルメを味わうこともできます。