交通部観光局阿里山国家風景区管理処(以下「阿里山管理処」)は2016年より「四季茶旅」を開催しています。阿里山の野溪、瀑布、竹林、森林、地質などの自然景観、サクラ、藤の花、スモモの花、ホタル、モミジ、アマサギなど四季折々の動植物、古民家建築、地元の文化と歷史などの資源を組み合わせ、各社区の茶旅達人が大自然の中で品茶を催し、毎年多くの行楽客に参加いただいています。今年はコロナ禍の影響を受け、春季の茶会を初めてオンラインで「オンライン茶旅」として開催し好評を博しました。2021年9月11日にはアップグレードした「秋季茶会」を開催。おうち時間に「阿里山で品茶」の雰囲気がプラスされました。

阿里山の茶文化に新境地を開くオンライン茶会では、シチュエーションビデオを用い、山中の竹林や野溪、滝の辺りで茶を味わっているかのような雰囲気を感じていただきました。在台のスペイン人、ヨルダン人の参加者も、阿里山瑞里の竹林、太興飛瀑地景茶会で、迎賓を体験し、ストレートで紅茶を飲むお点前、古箏演奏を鑑賞。阿里山茶と特製茶菓子を味わい、またお点前を体験しました。ライブ配信では、阿里山茶旅達人が、視聴者と双方向で交流しながら、茶葉の手揉み、雨笙（楽器）演奏、茶枝拾い、竹筒での茶焙煎、阿里山節気茶ドリンク作りなど地元のオリジナル新茶作りを披露し、阿里山にいるかのような雰囲気をご体験いただきました。最後には、ストレートで紅茶を飲むお点前、手作り体験を行い、フレバーホイールを通して茶をじっくり味わいました。